皆さんはピアノを練習するとき、どのように練習していますか?曲を弾こうと思っても、最初からスラスラ弾けるということはありません。練習している間に、自分の練習方法がこれでいいのかと自信をなくしてしまっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、ピアノを練習する上で、これだけは押さえておけば必ず上達する!というポイントについて解説していきます。

指を温める
冬の寒い日に練習を始めたのはいいけれど、手がかじかんで動かないと感じたことはないでしょうか。冬だけではありません。どんな季節であっても、まずは指が温まっていないと、鍵盤を滑らかに弾くことができません。ですので、指を温めることは、ピアノを始める前に必須です。実際のコンクール会場などでも、本番前にカイロや手袋で指を温めている人をたくさん見かけます。普段の練習でも、ぜひ指を温めてから練習しましょう。方法は、コンクール本番と同じく、カイロで温めることがおすすめです。
指慣らし
ピアノの練習を始めて、いきなり難易度の高い曲を弾き始めてはいませんか?まず、指がきちんと動くようにするために、指を動かす必要があります。私のおすすめの練習曲は、ハノン(全訳ハノンピアノ教本)やチェルニー(ツェルニー30番練習曲)です。これらを最初に弾くことで、指が慣らされ、他の曲を弾きやすくなります。また、ハノンを練習することで、音の強弱をそろえたり、曲のテンポをきちんと刻んだりすることができるようになり、他の曲でもスラスラと弾きやすくなります。ハノンやチェルニーを使って、指ならしをしましょう。
片手ずつ練習
ピアノは、一つの楽器でオーケストラのように奏でることができると言われています。メロディーになる部分は、右手だけで弾くとは限りません。左手も、ときにメロディーを担当します。なので、片手ずつ練習して、どこがメロディーかを知ることは大切です。まずは右手から練習し、大体メロディーを覚えるくらい弾けるようになってきたら、次は左手を練習しましょう。片手ずつ練習していると、両手を合わせたときの感動も強まります。
苦手な個所を練習
段々とスラスラと弾けるようになってきたとしても、この個所でいつもつまってしまう、という苦手な個所が存在すると思います。そういったフレーズだけ取り出し、何度も練習しましょう。最初から通して練習するよりも、早く上達します。
メトロノームを使って練習
譜読みが完成したら、達成感もありますし、とても嬉しい気分になりますよね。しかし、譜読みをしている間に、テンポがずれてしまった、ということはよくあることです。メトロノームを使って練習することで、客観的に聞いても心地よい演奏にすることができます。まずは、遅いテンポで完璧に弾けるよう練習し、徐々に目標のテンポに近づけるよう練習しましょう。
録音する
今自分がどのくらい弾けているのか、弾きながら聞くのはかなり難易度の高いことです。そこで、録音した自分の音を聴くことが大切になってきます。また、録音しているんだ、と思いながら練習をすれば、適度な緊張感を味わうこともできます。
実際に演奏している音により近い音を聴くために、ボイスレコーダーを準備できるとよいと思います。演奏して、録音して、聴きながら楽譜をチェック。このサイクルを繰り返すだけでも、ぐんと上手くなります。また、ボイスレコーダーがあれば、スマホの電源を切らなければならないコンクールでも、録音に使うことができますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ただやみくもに練習するのではなく、日々色々なことに気を付けて練習を重ねることで、絶対にピアノは上手くなります。あなたの練習を、応援しています!
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