こんにちは。5歳からピアノを続けており、50以上のコンクールに出場した私が見てきた、ピアノが上手な子の特徴についてお話させていただきたいと思います。真似できることもありますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
1.体力がある
ピアノは、案外体力勝負な楽器でもあります。一曲弾き終わった後に、汗だくになっているということもあるのではないでしょうか。そういった、体力を必要とする楽器に向き合っている限り、普段から運動をしたりして身体を動かしている人の方が有利です。私がコンクールに参加していた頃は、12歳ごろまでは、コンクールでも女の子の入賞者が多いですが、13歳頃から、体力があり、迫力のある演奏のできる男の子の入賞者が目立ち始めました。女の子も、日頃からジョギングなどをして体力をつけることの大切さを感じたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
2.先生に言われたことを意識して練習する
よくいるのが、一日何時間も練習しているにも関わらず、ただダラダラと練習しているという人です。練習できる時間は、一日のうちに限られています。30分と決めたら30分、1時間なら1時間、その時間の間は先生の指示を意識して練習しましょう。おそらく先生は、楽譜に注意するべきことを書き込んでくれていると思うので、それを気をつけながら練習することが大切です。
3.ピアノが好き
「好きこそものの上手なれ」というように、なによりも「好きだ」という気持ちはピアノ上達の原動力となります。ピアノが好きだから、ずっとピアノのことを考えていられる、という子は上達も早いでしょう。すぐには上達しなかったとしても、その気持ちを持ち続けていられたとしたら、いずれは巻き返し、人一倍上手になるでしょう。
4.目標を持っている
「次の曲はこれを弾きたい!」ということだけにとどまらず、「大きくなったらこの曲を弾きたい!」という目標を持っている人は上達が早いです。もし、そのような目標をもっていないとしたら、積極的に音楽を聴く機会をつくることが大切です。音楽配信サービスやコンサートで音楽に触れることで、将来的な目標をつくりましょう!
5.ピアノの先生との相性がよい
これは、本当に大事なポイントです。コンクールでどんどん入賞していくようなピアノが上手な子は、ピアノの先生との相性も最高でした。相性が合わないと、本当はまとまった演奏ができているにも関わらず、先生の好みの演奏でないばかりに、まだ完成していないと言われてしまいます。ドラマティックな演奏が好きな先生や、繊細な演奏が好きな先生など、好みや方向性は先生によってさまざまです。私がコンクールに出る中で聞いた話ですが、よくコンクールで上位をとっていた子は、先生に対して、「僕はここを切ないイメージで弾きたい。盛り上がるのはこの部分から。なぜなら、ショパンはこの曲の設計として、、、」と説明し、一番自分に合った弾き方を先生と共に探っていくそうです。このように、生徒の意見をしっかりと聞いてくれる先生と巡り合えたら、素敵ですね。
6.録音して練習している
ピアノが上手な子は、客観的に自分の演奏を聴くために、録音をして、それを聴きながら楽譜と照らし合わせ、練習しています。コンクールにもボイスレコーダーを持ってきて、実際に録音しています。ピアノが上手い子は、レッスンなども録音することで、復習がしやすいようにしていました。やはり、上達のためには、録音して演奏を自分で聴くということが大切なようです。
まとめ
ピアノが上手な子も、最初から上手だったわけではありません。ですから、真似できるポイントはたくさん真似しながら、これからもがんばっていきましょう。楽しいピアノライフを応援しております!
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