せっかくピアノを習わせているのに、なかなかピアノが上手くならない!とやきもきされていませんか?お子さんにピアノを楽しんで練習してもらうために、親としては、どのようなサポートをすればよいのでしょうか。ピアノを好きになってもらうために、絶対に言ってはいけない言葉を紹介した後、おすすめのサポート方法についてお伝えします!
言ってはいけない言葉
練習しなさい
子どもは、「しなさい」と言われると、したくなくなるものです。特に、命令口調で「練習しなさい」と言うことはおすすめしません。なかなか練習しないお子さんにやきもきするかもしれませんが、強制するとますます練習しなくなってしまいます。
お金払ってあげているのに
これは、どんな習い事にでも当てはまる言葉ですが、禁句です。お金を払ってあげたから練習しているのだ、という意識が子どもに浸透してしまうと、子どもは深く傷つきます。自分が頑張るのは、お金のためだと思ってしまうと、練習する気もなくなってしまうでしょう。もしくは、親御さんに金銭的に楽をしてもらいたいと思い、逆に「ピアノを辞める」と言い出す可能性も出てきてしまいます。お子さんに楽しくピアノを練習してほしいなら、お子さんがまだ小学生くらいの年齢なら、お金の話は最小限にしましょう。
ここが弾けていない!
お母さんお父さんがピアノ経験者だった場合、お子さんのピアノを聴いていて、間違っている個所や「こうしたらいいのに!」という個所を見つけると、ついついここが弾けていないと言いたくなると思います。ですが、子どもからしたら、それは精一杯であり、もしかしたら上達しようと一生懸命なのかもしれません。もしも、弾けていないところについて、注意したくなったら、優しい言葉で「ここは上手だね」とお子さんの頑張りを肯定しながら直してほしいところを注意しましょう。
〇〇ちゃんはできているのに
ピアノ教室に通わせていると、同年代の子のピアノ演奏を聴く機会もあることでしょう。ときには、ピアノの先生が、他の生徒を褒めているのを目撃することもあるかもしれません、ですが、決して、〇〇ちゃんができているからといって、あなたのお子さんができていないということにはなりません。人それぞれ上達スピードには違いがあるというだけのことです。実際に、○○ちゃんの方が上手いと思ったとしても、それをお子さんの前で口にしたり、お子さんと比べたりしてあげないで下さい。練習へのモチベーションが、逆に下がってしまします。
ピアノ上達に向けたお子さんのサポート方法は?
練習したら褒める
お子さんが自発的にピアノを練習していたら、どんなに短い練習時間でも、「自分からピアノ練習してえらいね!」などと褒めてあげましょう。練習していないときに「練習しなさい」と叱るよりも、ずっと効果的です。たくさん褒めてあげることで、自分から練習する癖をつけさせましょう。
ご褒美制にする
ピアノの練習には、ゴールがありません。譜読みが終わっても、次はリズムであったり、音楽記号であったりを正確に弾く必要があります。それができても、まだ完成というわけではなく、自分で曲を解釈するなどして、更にブラッシュアップしなければなりません。そんなとき、子どもとしては、目に見えるご褒美があればうれしく思うでしょう。「ここまで正確に弾けるようになったらおいしいものを食べる」などと決めて、楽しく練習させてあげましょう。
一緒に練習してあげる
子どもは、優しいお母さんやお父さんと過ごす時間が大好きです。時間のあるときは、そばについて、一緒に楽譜を読んだり、手拍子でリズムをとったりして、お子さんとピアノを楽しむ時間を作りましょう。
音楽に触れる機会をつくる
コンサートやCD、音楽配信サービスなどで音楽を聴く機会をつくることは大切です。なぜなら、プロの音楽を聴くことで、「いずれはこうなりたい!」「上手くなったらこんな曲が弾きたい!」というモチベーションを保つことができるようになるからです。また同時に、お子さんの音楽的感性も育てることができます。
録音して聞かせる
自分だけで練習していても、自分の音楽を客観的に聴くことは難しいです。お子さんも、録音した自分の音楽を客観的に聴くことで、新しい発見があるでしょう。自分で弾いているときよりも上手に聴こえたり、逆に、気になるポイントが見つかったりします。もちろんスマホでも録音はできますが、やはり音質はいまひとつになってしまいます。お子さんとよりリアルな音質で音楽を楽しみながら復習するために、ボイスレコーダーを購入することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。お母さんお父さんの楽しいサポートで、お子さんのピアノが上達することを願っています。
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