こんにちは。5歳から50回以上ピアノコンクールに出場し、最高記録は全国大会入賞の筆者です。ピアノコンクールに出るとなると、どうしても緊張してしまいますよね。今回は、ピアノコンクール本番で緊張しない方法についてお伝えしていきたいと思います。ぜひ参考にしてみて下さいね!
まず、ピアノコンクールで緊張しない方法は2種類あります。
- 緊張に慣れる
- リラックスする
「練習は本番のように、本番は練習のように」とよく言いますが、この言葉は的を得ています。練習で本番のような緊張感を作り出すと共に、本番では練習のようにリラックスできればよいのです。今から、具体的にその方法についてお伝えしていきます!
緊張に慣れよう!
練習ではお辞儀から
家で練習するときも、本番のようにお辞儀から始めましょう。本番のようにお辞儀をして、椅子の高さを調整して、弾き始めるのです。そうすれば、緊張感のある中で練習することができます。お辞儀をしたときは、曲の途中で引き直したい個所が出てきても、本番だと思って弾き直さずに弾きとおしましょう。
練習では録音しよう
演奏を録音すると、緊張感を出すことができます。弾き直せないと思うことが緊張感に繋がるからです。できれば、良い音質で録音できるボイスレコーダーを用意しましょう。そうすると、後で自分の演奏を聴く際に生に近い音を聴くことができ、おさらいもしやすくなりますよ。
練習では誰かに聞いてもらおう
誰か聴衆がいると思えば、気合も入ることと思います。本番のつもりで、家族や友人を相手に演奏会を開きましょう。そのとき、聴いてもらう家族や友人には、ダメ出しをしないように最初からお願いしておいてください。審査員の先生方も、演奏後すぐにダメ出しをすることはありません。あくまで本番の緊張感を演出するためのものなので、あらかじめお願いしておくことは大切です。
スタジオを借りよう
近くにピアノがある借りられるスタジオがあれば、借りて練習しましょう。普段と場所を変えることで緊張感を出す作戦です。まず、着いたら、その部屋に慣れてしまう前に、録音機をつけてお辞儀をするところから始めましょう。
本番のピアノは、普段練習しているピアノとは弾き心地が違うことと思います。いつものピアノと違ったピアノでも、出したい音色が出せるか、チェックしましょう。
リラックスしよう!
会場に着くのは早い方がいい
ピアノコンクール会場に到着する時間帯は、早ければ早い方がよいでしょう。早く到着することで、コンクール会場の雰囲気に慣れましょう。具体的には、用意されている楽屋の雰囲気や、舞台や客席の雰囲気を感じ取りましょう。普段とは違った照明にも慣れるのが早い方がいいと思います。
早めに会場に着いておくことで、シーンと静まったコンクール会場のほか、他の出場者が徐々に入ってきた会場の雰囲気も見ることができます。自分が弾く前に、コンクール会場の全体の雰囲気を捉えておくことはとても重要です。
他の人の演奏を聴きまくるor一切聴かない!
私がコンクールに出ていたときに感じたことがあります。それは、コンクールの出場者には
「他の人の演奏を聴きまくる」人と、「一切聴かないように自分の番に集中する」人がいるということです。どちらのタイプの人も、同じく、緊張しないようにそうしているとのことです。
他の人の演奏を聴きまくる!
他の人の演奏を聴く人は、自分のことより他の人の演奏に集中することで、リラックスしています。もし、あなたが、他の人の演奏を自分と比べることなく聴けるのでしたら、自分が弾いている時間以外は、他の人の演奏に集中してみることをおすすめします。
他の人の演奏を一切聴かない!
他の人の演奏を一切聴かない人は、聴かないようにしながら自分の楽譜や本番のイメージに集中することで、リラックスしています。他の人の演奏を聴いて、なんだか自分より上手に聴こえてしまう、という人は、いっそのこと、他の人の演奏を聴かないように意識してみましょう。ときどき、コンクールでも自分が弾く本番直前まで、他の人の演奏が聴こえない場所を歩いている人がいます。色々と工夫して、聴かないようにしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、ピアノコンクールで緊張しない方法についてお伝えしてきました。でも、どれほど対策を立てても、やっぱり本番で緊張してしまう、ということもあるかもしれません。そんなときは、自分がやってきた練習量をひたすら信じてみましょう。自分を信じることも、とても大切なことです。あなたの楽しいピアノコンクールライフを応援しています!
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