ピアノで脱力できない?ピアノを脱力して弾くための裏技【4選】

ピアノ

ピアノのレッスンの最中、「脱力しなさい!」「まだ脱力できていない!」「身体の力を抜いて」と毎回言われるという方。ピアノを弾く上で、確かに脱力は大切なポイントです。でも、具体的にどうすれば脱力できるのか分からない、、という方も多いのではないでしょうか。今回は、ピアノを弾きながら脱力する裏技について、お伝えしていきたいと思います!

弾く前に肩に力を入れて抜く!

「今、身体のどこに力が入っているか分かるでしょうか?」と聞かれて、すぐに感覚的に力が入っている場所を理解するのは難しいことです。ですので、ピアノを弾く前に、まずは力を肩に入れて、どこに力が入っているのか意識しましょう。肩に力を入れ、肩を精一杯上まで上げるのです。できましたでしょうか?この態勢は、ピアノを弾いているときに絶対にしてはいけない態勢です。

肩に力を入れきったら、次は、ストン、と一気に肩を下におろしましょう。その状態が、脱力ができている状態です。肩はその位置に置いたまま、指をピアノの鍵盤に置きましょう。その状態で弾き始めれば、脱力してピアノを弾くことができます!

弾きながら手首の力をチェック!

次に、簡単なメロディを弾きながら、手首に力が入っていないかを確認します。そのときに弾く音階は、ドレミファソラシド、などといった簡単なものがよいでしょう。一音弾くたびに、弾いていない方の手で弾いている手を持って、上下に揺らしてみてください。滑らかに揺らすことができたら、手首の脱力はできています。もしも力が入っていた場合は手首が上下に揺れません。その場合は、揺れるようになるまで手首を上下して力を徐々に抜いていきましょう。

フォルテを弾くときは注意!

力が入りやすく、脱力が難しくなるのはフォルテを弾くときです。ですので、フォルテを弾くときは、特に脱力ができているか注意しましょう。具体的には、フォルテの音を弾く前に下の写真のように手をだらーんと垂れ下げて下さい。

ポイントは、手首に重心を置き、指の力を抜くことです。

実際に音を弾くときは、次のように、鍵盤の最後まで指を下げてください。

この時は、鍵盤を弾いている指先と手首に重心を置き、他の部分の力を抜くように意識すると脱力できます。脱力できないと思う方は、何度もフォルテで1音だけを弾いてみるといいでしょう。

前傾姿勢で弾こう!

脱力して弾くために、こころもち前傾姿勢で鍵盤をタッチしましょう。なぜなら、身体が後ろに傾いてしまうと、重心が後ろに下がってしまい、腕に力が入ってしまうからです。前に身体を倒すことで、力ではなく、身体の重みをつかって弾くことができます。

指の筋力をつけよう!

ストレッチをすることで、指に筋力をつけましょう。指に筋力がないと、腕の力や肩の力に頼ろうとしてしまいます。しかし、指に筋力があると、指の筋力を自然と使いながら弾くことができるからです。本格的に脱力をしたい方は、フィンガートレーナーを使って指に筋力をつけることをおすすめします。フィンガートレーナーを練習前に5分ほど使うだけで、練習の質も上がりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。脱力してピアノを弾くことはむずかしく、できない!と思ってしまうこともあるかもしれません。しかし、コツを掴んでしまえばだれでも脱力して弾けるようになります。脱力してピアノを弾けるようになると、どれほど長く難しい曲を弾いても手が疲れないようになります。音も、力の入った音ではなく、自然な音色でピアニシモからフォルテシモまで弾けるようになるのでいいことづくしです。ぜひ、ピアノを弾きながら脱力できるようがんばってみてください!

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