絶対ダメ!ピアノの置き場所NGポイント、部屋のどこに置くべき?

ピアノ

ピアノは重い楽器なので、一度置いてしまうと、なかなか動かせません。待ちに待ったピアノが、やっと部屋に搬入されるその日の前に、部屋のどこにピアノを配置するのか決めておきたいですよね。今回は、ピアノを部屋に置くにあたり、絶対に気をつけるべきポイントについて説明していきます。

NG!湿気の多い場所

ピアノを良い状態で保つためには、部屋の中でも特に、温度変化の少ない場所に置く必要があります。ピアノの弦は鋼鉄でできていますが、ピアノの響きを豊かにしている響板は、木でできています。ですので、木が水気を含んでしまったり、乾燥しすぎたりてしまうと、音が変わってしまうのです。音が悪くなってしまうと、ピアノを弾く楽しみが半減してしまいますよね。結露のできる可能性のある窓の近くや、火を使う台所の傍に置くのはNGです。気になる場合は、湿気とりなどを置いて対策するのが良いですが、最初から湿気や乾燥が心配な場所には置かないのがベストです。すでにピアノを置いているけれど、湿気が気になる、という方は、なるべく急いで湿気とりで対策することをお勧めします。

NG!日光の当たる場所

温度変化のある場所だとピアノを構成している木材が劣化していると先程お伝えした通り、日光の当たる場所ももちろんNGです。色褪せてしまうこともありますし、なによりピアノが痛んでしまいます。強い日光が差し込む窓の傍には置かないようにしましょう。

NG!柔らかい床

ピアノを柔らかい木でできた床などに置いてしまうと、床がへこんで、ピアノの跡がついてしまいます。建築法では、床に置いても構わない重さは、1平方メートル当たり約180kgまでとされています。これを参考に考えると、役250kgあるピアノは置いてはいけないことになってしまいます。しかし、実際のところは大丈夫です。ピアノを置いたら床が抜けるなどということはありません。しかし、その重さに耐えかねた床がへこんでしまうことは考えた方がよいでしょう。

私の家のグランドピアノは、花梨という硬い木の上にさらに1センチほどの厚さのカーペットをひいて置いています。家の中に硬い木でできた床がない場合や、畳の上などに置きたい場合は、あらかじめ厚めのカーペットや絨毯を用意しておくといいでしょう。

NG!リビング

リビングは、往々にして家の中心的な場所にあることと思います。しかし、そういった場所で、1日中ピアノの練習を聴いていては、いつかは耳が疲れてくることになります。よく、子どもに練習させるために、家族が見えない部屋ではなくみんなが見える場所に置こう、という話も耳にしますが、本当に子どもが本格的に練習をするようになった場合、1日にピアノを10時間弾くことになる人もいます。どれほど練習するか分からないうちは、ピアノは防音対策がしっかりとされている部屋に置きましょう

因みに、防音対策についてですが、壁を作り変える方法もありますが、すぐには間に合わないという方は、ピアノを置いてある部屋にクッションなどの音を吸収するものを多く置くだけでも効果はありますよ!ぜひやってみて下さい。

NG!ピアノの背後の壁がバラバラな場所

アップライトピアノの場合、壁を背にして置くことになると思います。その場合、背後の壁が右と左で材質が違ったり、半分は壁なのに半分は窓、という場所に置いたりするのはNGです。なぜなら、音の反響の仕方が、ピアノの左右で変ってしまうからです。ピアノ曲は、弾く人にとって、右手と左手の強さのバランスが絶対的に大切になってくるため、右と左で音の反響の仕方が違うと練習が困難になります。ピアノコンクールなどに出場した際、家ではバランスよく弾けていたのに、なぜか音のバランスがわるくなってしまう、、、ということがないよう、ピアノの背後の壁の材質は均一にするのがベストです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、「絶対ダメ!ピアノの置き場所NGポイント、部屋のどこに置くべき?」について解説しました。ぜひ、最適な置き場所に、ピアノを迎え入れて下さい!

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