こんにちは。5歳から50回以上のコンクールに出場し、最高記録は全国大会入賞の筆者です。ピアノを始めたいけれど、自分はピアノに向いているのだろうか、と悩んではいませんか。今回は、ピアノに適性がある、ピアノに向いている人の特徴についてお伝えしたいと思います!
精神面
集中力があるか
普段から、何かを始めたら終わるまではのめりこんでしまう!という方はピアノに向いているといっていいでしょう。今まで、何かに熱中したことのある人も集中力があります。
ピアノのレッスン時間はだいたい、短くて30分、平均1時間、コンクール前など、長いときは3時間くらいです。それに加えて、普段は、そのレッスンに耐えうるレベルにするための練習量が必要となってきます。となると、1日1時間の練習はほぼ必須となります。練習やレッスンをするための集中力は、絶対に必要になるでしょう。
孤独が好きか
あたりまえだと思われるかもしれませんが、ピアノを弾くとき、人は一人です。自分で楽譜とピアノと向き合うしかありません。団体競技のように、助け合ったり協力し合ったりすっることはできません。ですので、そういった孤独が好きだといえる人は、ピアノに向いているでしょう。あなたがもし、一人で読書をしたり散歩をしたりするのが好きなら、同じく一人でできるピアノにも向いていると思います。
つきつめることが好きか
例えば、一本の映画を観終わった後などに、出ていたキャストについてネットで調べたり、解釈を考察してみたりと、見ただけで終わらせないとすれば、ピアノも向いています。少し分かりにくい例えだったかもしれませんが、つまり、ひとつ何かをしたら、徹底的につきつめる人は向いているということです。ピアノは、譜読みが終わったと思っても、そのあとに曲の解釈をしたり、自分で曲の意味を考えたりすることが多いです。つきつめることが好きな人は、ピアノに向いていること間違いありません。
身体面
手のひらが大きいか
手のひらが大きいと、オクターブ(同じ音と同じ音のこと。低いドと高いドなど)を弾くときに有利です。手が小さいと、オクターブが連続している曲は弾けませんが、手が大きいと楽々と弾くことができます。手が小さい人がピアノに向いていないわけではありませんが、手が大きい人はピアノに向いているでしょう。
指の筋力が強いか
指の筋力もポイントです。なぜなら、ピアノを弾くにあたり、腕や肩には力を入れずに指の筋力で鍵盤をタッチすることが必須となるからです。指に筋肉がついているという方は、間違いなくピアノに向いているでしょう。
私は指の筋力が足りておらず、力強いフォルテやよく通るピアノが出せなかったので、フィンガートレーナーを3カ月ほど使用しました。すると、基礎ができるようになり、ベートーヴェンの月光第三楽章など、力強さが必要となる曲も楽々と弾けるようになりました。指の筋力を鍛えて、上手になりたい方はぜひ。
脱力できるか
ピアノは、力任せに弾いていてはいつかは肩が凝ったり手が痛くなったりしてしまいます。脱力したままピアノの音を出せる人は、ピアノに向いているでしょう。ですが、こればかりは一度弾いてみるまで分かりませんよね。少し弾けるようになってきた頃に、腕や肩の脱力ができていたなら、あなたはピアノに向いているでしょう。
おまけ
時間的余裕があるか
ピアノ上達に欠かせないのが、なんといっても練習時間です。練習する時間があるかどうかは、とても大事なポイントになってきます!
まとめ
いかがでしたでしょうか。ピアノに向いている性格などはあるといえばありますが、一番大事なのは、本人がピアノが好きかということや、やる気があるかといったことなのかもしれません。ピアノが弾きたいと思ったときがはじめ時です。ぜひ、適性があるかどうかにこだわりすぎず、ピアノに挑戦してみましょう!
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